アパート経営を行う上で、間取りはとても重要な要素です。
家賃相場や立地、入居者層などをしっかり調査し
その地域にマッチした間取りにすることが大切です。
今回は、アパート経営をする上で知っておきたい間取りの考え方についてご紹介します。
目次
間取りを検討する際に行っておきたい市場調査
押さえておきたい間取りの種類 2.1 1R(ワンルーム) 2.2 1K(ワンケー) 2.3 1DK・2DK(ワンディーケー・ツーディーケー) 2.4 1LDK・2LDK(ワンエルディケー・ツーエルディケー)
入居者に人気の間取りや設備 3.1 充実した収納スペース 3.2 南向き 3.3 風呂とトイレが別 3.4 システムキッチン
間取りを検討する際に行っておきたい市場調査
アパートの間取りを考える際に最初に行うことは
アパートを購入しようと考えている場所の周辺環境や、よくある間取り
家賃相場を調査することです。
具体的には、同じエリアの入居者を募集している物件情報から
間取り（広さや部屋数など）と家賃相場をチェックします。
周辺に小、中学校などがあれば
ファミリー層を狙った間取りにすると良いとも考えられます。
また、駅からのアクセスが良かったり、大学やオフィス街が近い場合は
単身者向けの間取りにすると入居者が集まりやすい傾向にあります。
おさえておきたい間取りの種類
アパートにおける間取りの種類としては以下のようなものがあります。
1R(ワンルーム)
1Rはその名の通り部屋が1つだけの間取りです。
キッチンと居室の間に仕切りがありません。
一人暮らしの会社員や学生などのほか、単身赴任者用の物件として需要があります。
1K(ワンケー)
キッチンと居室が仕切られている間取りです。
調理をした臭いなどが居室に入らないため
自炊を頻繁にする一人暮らしの方に人気のある間取りと言えます。
1DK・2DK（ワンディーケー・ツーディーケー）
キッチンと居室が仕切られている間取りは1Kと同じですが
DKはダイニングキッチン、つまりキッチンで食事ができる程度の広さがある間取りです。
食事をするためのテーブルなどをダイニングキッチンに置くため、居室を広く使うことが
できるのが特徴で、広さにこだわる一人暮らしの方やカップルなどに人気の間取りです。
1DKはダイニングキッチンのほかに居室が1つ、2DKは居室が2つという意味です。
1LDK・2LDK（ワンエルディーケー・ツーエルディーケー）
1LDKはリビングダイニングキッチン（LDK）と居室に分かれている間取りで
食事をとるスペースとくつろげるスペースが1つになった広めの部屋があるのが特徴です。
1LDKは子供がいない（または小さい）夫婦やカップルに人気が高く、居室が2つある2LDKは子供がいる夫婦や、シェアハウスとして友人同士で住む方などに人気があります。
入居者に人気の間取りや設備
同じ立地・広さでも間取りや設備、部屋の方角によって人気が左右されることがあります。
一般的に人気のあるケースは以下のようなものです。
充実した収納スペース
できる限り収納家具を使わず洋服ダンスや棚など部屋の設備だけで
収納できる環境が魅力です。
クローゼットやロフトなど豊富な収納スペースがある間取りは、男女問わず人気です。
南向き
南向きにリビングや居室がある間取りは日当たりが良く
日差しによって部屋が暖まるなどのメリットがあります。
また、南向きに設置されたバルコニーやベランダは、洗濯物がよく乾きますし
家庭菜園などにも最適です。
日中、家の中にいることが多い方には特に重要な条件だと言えるでしょう。
風呂トイレが別
風呂とトイレが同じスペース内にあるユニットバスは
使い勝手や衛生面の観点から避けたいという方もいます。
風呂とトイレが別々の間取りのほうが家賃相場は高めとなります。
システムキッチン
高いグレードのキッチンも好まれる傾向があり、広いシンクに多機能なコンロ
豊富な収納スペースなど、使い勝手の良いシステムキッチンを導入することで
差別化を図る物件もあります。
このほかにも、インターネット完備、テレビドアホン、温水洗浄便座付きトイレ
防音効果の高い壁なども人気がある間取りや設備です。
このように、アパート経営する上での間取りは
購入する物件の立地に合わせて考えることが大切です。
周辺にはどのような間取りの物件が多いのかなど、市場調査を必ず行うようにしましょう。
上記を参考に間取りを考え、わからないことや
ご相談があればいつでもお問い合わせくださいませ。